空調機器をいつも快適にご使用いただくためには、日頃からの点検やメンテナンスが非常に重要となります。
サーバー室やクリーンルームなどの産業空調の場合、空調機器が通年運転(24時間運転)となりますので一般空調と比べて過酷な運転状況となるため保守点検が必要不可欠です。
また、GHP(ガスヒートポンプエアコン)は自動車と同様にエンジンが搭載されており、メーカー推奨の点検サイクル(運転時間または年数)ごとにエンジンオイルなどの消耗部品交換及び点検調整が必要になります。
【消耗部品一例】
・エンジンオイル
・オイルエレメント
・スパークプラグ
・エアエレメント
・コンプレッサーベルト
弊社ではお客様のニーズに合わせ、年間契約に基づく保守点検と個別契約による個別スポット点検をおこなっております。
点検回数や点検項目などは空調機器の種類、使用環境、予算など、お客様のご要望に応じて柔軟にカスタマイズ可能ですのでお気軽にお問い合せ下さい。定期的な点検をすることにより、故障率が減少し年間の修理費が半分に削減出来た事例もございます。
適切な点検や予防保全により偶発故障を最小限に抑え、空調機器故障によるお客様の二次損害※を防止し快適環境を維持します。
※二次損害とは空調機器の故障に起因する二次的な損害の事を言います。
例)サーバー室で空調機器の故障により室温が上昇し、サーバーが異常発熱により故障。この場合、サーバーの故障及びアクセス不可が損害になります。
ライフサイクルに合わせた保全計画により耐用年数の延長を実現します。
通常の使用状態で、機器の運転時間が一般的な2,000時間/年の場合、10~15年が耐用年数の目安とされております。
日常的なフィルター清掃を実施しない場合や産業空調などの通年運転(24時間運転)の場合は、当然耐用年数は短くなります。
定期的にエアフィルターや熱交換器などの清掃をする事により、運転効率を最大限に維持し無駄なエネルギーの消費を防ぎます。
特に通年運転(24時間運転)となる産業空調の場合は、オフィスなどの一般的な空調機器と比較すると消費エネルギーは約7倍とも言われており、定期的な点検をすることにより消費電力の低減がかなり期待できます。
空調機器には高圧ガス(フロンガス)や電気部品が使用されており、定期的な点検をする事により安全性を高めます。
安全性の確保 一例
対象制御基板(全体)
対象制御基板(焼損部分拡大)
万が一故障が発生した場合は、最優先にて修理訪問させて頂きます。
定期的に点検をする事で機器の状態が常に把握できるので、リニューアルの優先順位が明確になり予算に合わせたリニューアル計画が立てられます。
第三種冷凍機械責任者をはじめとする数々の資格を持つエキスパートが、空調機器の種類や使用用途に応じて的確に高品質な点検をおこないます。
空調設備には様々な付帯設備があり、自動制御機器、ポンプ、空調機組込加湿器などの点検をおこないます。
クリーンルームは恒温恒湿(一定の温度・湿度)に加えて清浄度の維持が非常に重要となります。
清浄度を維持するため、HEPAフィルター交換や浮遊微粒子測定をおこないます。