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平成27年4月1日より「フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律(略称：フロン排出抑制法)」が施行され、管理者(ユーザー、所有者)に機器の点検や点検記録簿の作成・保存など多岐にわたる項目が義務化されました。

義務に違反した場合、50万円以下の罰金などの罰則が科せられる場合あります。
また、点検整備時のフロン類の充填は規制の対象となり、都道府県知事の登録が必要となります。

全ての第一種特定製品については3ヶ月に1回以上の簡易点検を実施。
さらに圧縮機の電動機の定格出力が7.5kW以上の機器については有資格者による定期点検を実施。

適切な機器管理を行うため、点検・修理・充填・回収等の履歴を機器ごとに記録し、廃棄するまで保存することが義務づけされました。

充填・回収証明書を元に漏えい量を算定し、一定量(1,000CO2-ton)以上漏えいした場合は国への報告が義務化されました。
報告された内容は管理者の名称を含め全て公表される予定です。

フロンの漏えいがあることを整備者等から通知された場合、速やかに漏えい箇所を特定し修理する必要があります。
修理をしないままフロン類を充填することは原則禁止となります。

機器や配管の損傷等を防止するため、適切な場所への設置及び設置する環境の維持・保全。

・振動源が設置場所にないようにする。
・機器の点検・修理のために必要な作業空間を確保する。
・機器周辺の清掃を行う。

機器を廃棄する場合にはフロンガスの回収が義務づけられています。
また、修理時に冷凍サイクル部品の交換をする場合も、フロンガスの回収をしなければなりません。