エアコンの心臓部とされる圧縮機の交換です。
圧縮機は冷凍サイクル部品ですので、交換前にはフロンガスの回収を行います。
*圧縮機を含む冷凍サイクル部品の中にはフロンガスが封入されております。
また、交換の際には溶接作業が必要になります。(一部機種を除く)
弊社ではフロン排出抑制法に基づき、作業終了後に「フロン類充填回収証明書」を発行いたします。
モーターに異常音や異常振動が出始めたら交換が必要です。
使用環境などにより異なりますが、一般的に送風機モーターの保全周期は運転時間20,000Hrとされております。
*1日8時間運転で年間250日稼働とした場合、1年間で2,000Hrとなりますので約10年で20,000Hrに到達します。
産業空調では通年運転(24時間)となりますので、約2年4ヶ月で20,000Hrに到達します。
弊社では使用用途や状況・ライフサイクルコストを考慮し、最適な交換周期をご提案します。
軸受けベアリングは通常定期的に給油しますが、長年使用していますとベアリングの摩耗などにより異常音や異常振動が出始めます。
異常音や異常振動が出始めたら交換が必要です。
ベルト駆動形ではプーリーも摩耗している事が多く、同時交換がお勧めです。
使用環境などにより異なりますが、一般的にベアリングの保全周期は運転時間15,000Hrとされております。
*1日8時間運転で年間250日稼働とした場合、1年間で2,000Hrとなりますので約7年6ヶ月で15,000Hrに到達します。 産業空調では通年運転(24時間)となりますので、約1年8ヶ月で15,000Hrに到達します。
弊社では使用用途や状況・ライフサイクルコストを考慮し、最適な交換周期をご提案します。
現在のエアコンは省エネの観点から、ほとんどの機種がインバーター制御となっております。
主にインバーター基板とパワートランジスタで圧縮機を冷暖房負荷に応じて周波数制御(インバーター制御)しております。
インバーター基板とパワートランジスタは原則、同時交換となります。
圧縮機の故障が原因でインバーター基板及びパワートランジスタも重複故障することがあり、故障診断には高度な技術が必要になります。
エアコンは冷房時に空気中から分離した水分を受けるためのドレンパンと呼ばれる受け皿があります。
冷房シーズン中はこのドレンパンには常に水が溜まった状態となりスライムと呼ばれる微生物の塊が繁殖し、ドレンポンプ内にスライムが詰まることにより排水不良を引き起こします。
また、スライムは異臭の元になりますので、定期的な洗浄をお勧めいたします。
室内機の熱交換器が汚れてきますと熱交換率及び冷暖房の効きが悪くなり消費電力も増大します。
また、完全に熱交換器が汚れで目詰まり状態になりますと熱交換が出来なくなり、保護装置が作動しエアコンが異常停止する場合があります。
設置環境などによりますが、熱交換器は3~5年ごとの洗浄がお勧めです。
弊社では設置環境や使用状況などから、最適な洗浄プランをご提案いたします。
この事例は26年使用しているパッケージエアコンのドレンパンが腐食により穴があき、機器周辺へ水漏れが発生。
空調機器がかなり古いためメーカーの部品(ドレンパン)供給が既に終了しており空調機器のリニューアルが必要でしたが、取り急ぎ水漏れを何とかしたいとのご要望にて弊社でステンレス製のドレンパンを製作し設置しました。
弊社では常にお客様の立場に立ち、様々なご要望にお応えいたします。